福島県郡山市大槻町 眼科 君塚医院ホームページ:目のいろいろやQ&A、医院案内、院長のコラムなど、皆様のお役に立ちたいと思っております。

福島県郡山市 眼科 君塚医院
眼科 君塚医院
〒963-0201
郡山市大槻町字御前37
TEL. 024-962-3355
FAX. 024-962-3300


プールでのゴーグル使用 new
Q&A「アレルギーとプール」 new
Q&A「飛蚊症とレーザー治療」 new
網膜小動脈硬化症
Q&A「白内障の手術を受ける時期」
Q&A「白内障」
加齢黄斑変性症
Q&A「内反症」
瞼裂斑
翼状片
Q&A「白内障術後の経過観察」
Q&A「飛蚊症」
Q&A「散瞳」
Q&A「流行性角結膜炎」
調節緊張(痙攣)・偽近視
Q&A「涙点プラグ」
アレルギー性結膜炎
花粉症
Q&A「視神経乳頭陥凹」
Q&A「後発白内障」
Q&A「緑内障と風邪薬」
流行性角結膜炎
結膜下出血
変視症
糖尿病と眼の検診
眼底出血
近視・遠視
緑内障
ドライアイ
飛蚊症

 プールでのゴーグル使用

学校や公共施設のプールの水には感染症の対策として、塩素が高濃度に含まれています。 この高濃度の塩素が角膜(黒目・茶目)の表面や、結膜(白目の表面・瞼の裏の粘膜)に炎症を起こしたり、傷をつけることがあるのでプールで泳ぐときはゴーグルを着ける方が安全です。

ゴーグルを着けていても目に水が入ってしまいますので、プールから上がったら洗眼することが必要です。ただし、水道水にも塩素が含まれているため、できれば人工涙液(防腐剤が含まれていないものが望ましい)を点眼するのが良いでしょう。(人工涙液は薬局で購入でき、ドライアイの方は眼科で処方を受けることができます)

また、ウィルス性の結膜炎と診断されたら、他の人にうつしてしまう危険性が非常に高いので自宅で安静にして治療してください。もちろんプールに入ってはいけません。

2008年7月号「民報 タイム」掲載
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 Q&Aアレルギーとプール

Q:学校検診でアレルギー性結膜炎と言われました。プールに入っても大丈夫でしょうか?

A:アレルギー性結膜炎は、花粉、ハウスダスト、ダニや動物の毛など、アレルギー反応を生じさせるものが結膜(目の表面、眼瞼の裏側にある粘膜)に炎症を引き起こす疾患です。細菌性・ウィルス性結膜炎のような感染による結膜炎とは違い、他の人にうつる危険性はありません。

しかし眼の粘膜に炎症が起きている状態ですので、プールの水に接することが刺激になってより悪化したり、目の抵抗力が下がってしまう危険性があります。

充血、かゆみ、めやに、まぶたの腫れ、白目の表面がむくんでいる等の症状がある場合はプールに入らないで下さい。 また、症状が強い場合はアレルギー性結膜炎だけでなく、細菌やウィルスの感染が生じている可能性もあります。必ず眼科での診察を受けて下さい。

2008年7月号「HEARTこおりやま」掲載
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 Q&A飛蚊症とレーザー治療

Q:飛蚊症があり、眼科でレーザー治療を受けましたが、症状が良くなりません。

A: おそらく、網膜剥離の前段階である網膜裂孔に対してレーザー治療を受けたものと考えられます。 網膜裂孔は人間の目をカメラに例えた場合、フィルムに相当する網膜に裂け目ができる疾患です。網膜裂孔が生じると、眼内に出血が生じたり、本来は網膜の下に存在する網膜を眼球に貼り付けておく細胞が眼内に遊離して眼内に濁りが生じるため、飛蚊症の症状が出ます。

網膜裂孔が存在すると、網膜剥離に至る危険性が生じてきます。この危険性を減少させるために、網膜を眼球に硬く糊付けした様な状態にするレーザー光線を裂孔周囲に照射します。しかし、レーザー治療を行い網膜剥離に至る危険性を減少させても、眼球内に生じた濁りを取り除いている訳ではありませんので、飛蚊症の症状は残存してしまいます。

この濁りは長い時間をかけて、徐々に吸収されることが多いので、症状の悪化が無ければ経過を見ているだけでよいと思います。ただし、症状に変化が無くても新たな、網膜裂孔が生じている場合もありますので、定期的な診察を忘れずに受けてください。

2008年4月号「HEARTこおりやま」掲載
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 網膜小動脈硬化症

「動脈硬化症」という言葉を聞かれた事があると思います。身体を巡っている動脈の壁が厚くなり、血管の弾力が低下した状態です。

眼底は身体の中で唯一、血管を直接観察できる場所です。眼底検査で網膜の血管を観察する事で動脈硬化の状態を調べる事ができ、動脈に硬化性の変化が現れていることを網膜小(細)動脈硬化症と言います。

動脈硬化は加齢とともに起こりますが、高血圧症、糖尿病等の疾患、肥満、運動不足等の生活習慣も進行のリスクと考えられています。また、動脈硬化が高度になると血管がつまりやすくなるので、脳梗塞や心筋梗塞を起こすリスクも高くなります。

網膜小動脈硬化症があっても症状は出ませんが、検診や眼科で診断されたら内科を受診し、原因となる疾患の治療を受けるとともに生活習慣を改善して、進行させないように注意が必要です。

2008年1月号「民報 タイム」掲載
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 白内障の手術を受ける時期

Q:目がかすんでみえるため眼科を受診しました。老人性白内障と診断され、手術を受けるように言われました。不安になって、別の眼科も受診したら、まだ手術を受ける必要はないと言われました。どうしたらよいでしょう。

A:白内障は黒目(水晶体)が濁るために視力が低下する疾患です。薬物で濁った水晶体を元通り透明にすることはできませんので、よく見えるようにするためには手術を受けることが必要です。

特殊な白内障でなければ、手遅れになることはありませんので、日常生活や社会生活上で不便を感じるようになった時に手術を受けられるのが良いと考えます。現在の見え方に不便を感じていなければ、まだ手術を受けなくても良いのではないでしょうか。

ただし、白内障の中には目に炎症や、緑内障等、他の疾患を引き起こすものも稀にあります。白内障が極端に進行してしまうと白内障手術の難易度が増す場合もありますので、かかりつけの眼科を定期的に受診して状態の説明を受けると良いと思います。

2008年1月号「HEARTこおりやま」掲載
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 Q&A「白内障」

Q:以前から少しかすんで見えていましたが、最近になり、暗い場所よりも明るい場所で見づらくなってきました。

A:白内障による症状が考えられます。
白内障は黒目(水晶体)が濁ってくる病気です。水晶体は虫メガネの様な円盤状の形をしていますが、その濁り方には水晶体全体が濁ってくるもの、水晶体の周辺部が濁ってくるもの、水晶体の中心部が濁ってくるもの等いろいろあります。明るい場所でかえって見づらくなるのは水晶体の中心部が濁ってくるタイプの白内障と考えられます。

人の目には対光反射があり、明るい場所では黒目が小さくなってしまいます。中心部が濁るタイプの白内障では、対光反射により光の通り道が邪魔されてしまい、明るい場所では見づらくなります。(逆に暗い場所では黒目が大きくなり、水晶体の濁りのない場所を光が通れるため明るい場所よりも見やすくなります。)
日常生活で不便を感じなければ、経過観察でよいと思いますが、不便を感じるようであれば、白内障は薬物で治すことは出来ないので手術を考えるのが良いと思います。

もちろん、他の疾患で症状が出ている可能性もありますので、専門医の診察を受けることをお勧めします。

2007年10月号「HEART こおりやま」掲載
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 加齢黄斑変性症

人の目をカメラに例えると、フィルムに相当するのが網膜です。人が物を見る網膜の中心部、ピントの合う部分を黄斑部と言います。
黄斑部を構成する網膜の一部が加齢により変化し、本来は存在しない異常な血管(新生血管)が発生する事があります。新生血管が出来ると、出血、むくみ等が黄斑部に生じてしまいます。このため、「見たいところがゆがむ・見えない」といった症状が引き起こされます。

以前は、この疾患に対する治療は止血剤を内服する事や、周囲の正常な部分まで影響を及ぼしてしまうレーザー治療が主体で視力予後は良くありませんでした。最近は、検査方法の発達、新しいタイプのレーザー治療が開発され、何とか視力を保持できる方も増えてきています。

早期発見、早期治療が大切ですので、気になる症状のある方は、眼科専門医の受診をお勧めします。
2007年10月号「民報 タイム」掲載
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 Q&A「内反症」

Q:1歳半の子供ですが、目やにが出るため眼科を受診し、内反症と言われました。目薬をつけると良くなりますが、また症状が出てきました。

A:内反症は、小さな子供に多く、大概は下の瞼が眼球側に向かっているために、まつ毛が眼球の表面をこすっている状態です。
症状としては、結膜炎が起きるために、目やに、充血が起こる。まつ毛で角膜の表面に傷がつくために、涙がこぼれる、まぶしく感じる。その他、目を擦る、瞬きをよくする等です。
年齢が小さいうちは、下まぶたがぽっちゃりとしているために内反症を起こしやすいのですが、成長とともに自然に治ることも少なくありません。

角膜の傷、結膜炎に対する治療を行います。角膜への障害が大きい場合や、成長しても内反症が改善しない場合は視力に影響が出る事がありますので、まつ毛が眼球に当たらないように手術を行います。
2007年7月号「HEART こおりやま」掲載
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 瞼裂斑

鏡で自分の眼を注意深く観察すると、茶色目のすぐ横に、白色〜ちょっと黄色みがかった盛り上がりがあることに気付く方がいらっしゃると思います。

目じりにも出来る事がありますが、目頭に出来る事が多く、結膜(白目の表面を覆っている粘膜)の、紫外線・乾燥などによる刺激、加齢に伴う変化が原因と考えられています。

瞼裂斑は周囲より盛り上がっているため、外からの影響を受けやすく、涙液の不足やコンタクトレンズによる物理的な刺激でも炎症を起こすことがあります。炎症で充血が起きたり、ゴロゴロする時は炎症を押さえる点眼薬を使用しますが、瞼裂斑自体は病気ではありませんので症状が無い場合は放置しておいても心配はありません。

2007年1月号「民報 タイム」掲載
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 翼状片

多くの場合、鼻側の結膜(白目)とその下の組織が角膜(茶色目〜黒目)に侵入してくる病気です。ちょうど鳥の翼のような形に見えることから、「翼状片」といいます。

翼状片は屋外にいる時間の多い人によく見られることから、紫外線、乾燥・ほこりなどによる慢性的な目への刺激が原因ではないかと考えられています。

翼状片の充血が強く、炎症を起こしている時は炎症を押さえる点眼薬を使用しますが、角膜への侵入が大きくなければ放置しておいて構いません。視力の低下、眼球運動に障害が出るようになった時、外見上どうしても気になるような場合には切除します。ただし、手術をしても再発することがあります。また、手術後しばらくの間はゴロゴロして一時的に充血が強くなります。

2006年9月号「民報 タイム」掲載
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 Q&A「白内障術後の経過観察」

Q:半年前に白内障の手術を受けました。手術を受けてよく見えるようになりましたが、まだ通院しなければなりませんか?

A:手術を受けて経過が良いようですが、定期的に検査は受けなければいけません。

現在、白内障の手術は殆どの症例で3mm以下の切開から手術を行うことが可能で、手術時間も短く、手術後の視力の回復も非常に早くなっています。しかし、小さい傷口といえ、手術は眼球にとっては大きな負担です。

自覚症状がなくても、眼球の中では炎症を起こしていることがありますし、人工水晶体(眼内レンズ)の位置についてもチェックをする必要があります。また、眼内レンズの後ろには水晶体嚢という透明な膜があり、これが曇ってくるために、視力が下がってしまう後発白内障を発生していることがあります。頻度は少ないのですが、手術後、長い時間が経過してからも眼球に細菌が感染し強い炎症を発症する場合がありますし、他の病気も発症することも無い訳ではありませんので、手術後半年以上経過しても、3ヶ月〜6ヶ月毎位に定期検査を受けることをお勧めします。他の疾患を持っている方は、もっと短期間で検査を受ける必要があります。

眼球の状態は人それぞれ違いがありますので是非担当の先生の指示に従って検査を受けるようにしてください。

2007年4月号「HEART こおりやま」掲載
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 Q&A「飛蚊症」

Q:飛蚊症があるため眼科を受診しました。悪いものではないと言われましたが、なかなか良くなりません。

A:後部硝子体剥離による飛蚊症と思われます。瞳の後ろには、眼球の3/4を占める硝子体があります。硝子体は元来、ほぼ透明なゼリー状の組織ですが、老化をはじめとする様々な原因によって濁りが生じてきます。その濁りの影が網膜に映ることによって飛蚊症は引き起こされます。

眼球は閉ざされた空間で、硝子体は卵の白味のようにドロドロとしており、その濁りを洗い流す訳には行きませんので、飛蚊症はすぐには消えません。時間が経てば、気にならなくなることが多いので、このまま経過を見て下さい。もちろん、飛蚊症が急に悪化したり、光視症(暗いところで光ったものが見える)が出現したりするようであれば、他の疾患が発症している可能性もありますので、眼科を受診して下さい。

症状に変わりがなければ、あまり気にしないようにして、月に1〜2度、片目を隠して、飛蚊症が悪化していないかどうかチェックする事が良いと思います。

2007年1月号「HEART こおりやま」掲載
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 Q&A「散瞳」

Q:眼科を受診すると「散瞳」するように言われますが、なぜ散瞳するのですか?

A:散瞳(ひとみを開く)しなくても、検査をすることは出来ますが、十分に正確な検査が出来ません。

眼科医は瞳孔(黒目)を通して眼球の中を検査します。眼球の中は暗いので、強い光を当てて検査をします。光を当てると対光反射で瞳孔が小さくなり検査範囲が狭くなってしまいます。

眼底検査は散瞳をしなくても出来ますが、散瞳をする/しないでは、検査できる範囲が随分と違います。散瞳剤を点眼することで、眼底をより広く、より詳細に検査することが可能となります。また、虹彩(茶色目)の奥にある、水晶体、硝子体の検査も散瞳しなければ十分に出来ず、白内障や、飛蚊症の診断も正確には行えません。

散瞳することで、『まぶしい』『見づらい』『ぼやける』といった症状が3〜4時間つづき元に戻ります。車・バイク・自転車などの運転は危険ですのでできません。送り迎え、又は公共交通機関をご利用ください。やむをえず運転される方は、十分に休んでから気をつけてお帰り下さい。

2006年10月号「HEART こおりやま」掲載
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 Q&A「流行性角結膜炎」

Q:流行性角結膜炎と言われました。
  どのようなことに注意すれば良いでしょうか?

A:「はやり目」とも言われ、アデノウイルスの感染による結膜炎です。強い充血、なみだ、目やに、瞼の腫れ等の症状が起こります。目やに・涙にウイルスが含まれており、感染力が強いために他の人にうつさないことが大切です。学校保健法では出席停止が義務づけられています。

注意点を以下に記載します。

  • タオル類は家族と別にする
  • 目をこすらない
  • 本人、家族ともに手洗いを良くする
  • 入浴は最後、またはシャワーのみにする
  • 点眼薬は共用しない
  • 外出を避ける
などです。

社会人に対しては制限する法律はありませんが、他の人にうつさないようにするため、伝染の恐れがなくなるまで就業は控えてください。

2006年7月号「HEART こおりやま」掲載
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 調節緊張(痙攣)・偽近視
お子さんが学校の検診で視力低下を指摘され、眼科を受診した結果、「調節緊張」「偽近視」等の診断を受けた方がいらっしゃるかと思います。
ヒトの眼は虹彩(茶色目)の後ろにある毛様体でピントを合わせています。この毛様体は近くをみるときには収縮して、遠くを見るときには弛緩します。近くばかりみていると毛様体が収縮したままになることがあり、この状態を「調節緊張」と言います。調節緊張では、近視ではないのに近視の状態を呈したり、近視が強めに出てしまうことがあります。
毛様体の緊張をほぐすような点眼薬を使用したり、日常生活で注意(意識して遠くを見、緊張をほぐす)することで調節緊張は軽減する可能性があります。
ただし、真の近視までは治すことが出来ませんし、年齢とともに近視は進行することが多いので、治療を続けても子供さんがみづらそうにしていれば、眼鏡の装用を検討して下さい。
2006年5月「民報 タイム」掲載
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 Q&A「涙点プラグ」

Q: ドライアイの治療で、涙点プラグを薦められました。どのようなものですか?

A:ドライアイの治療は人工涙液やヒアルロン酸ナトリウム点眼液の使用が基本ですが、ご自分の涙液や点眼液は、目頭にある涙点から涙小管、涙嚢、鼻涙管を通って鼻の奥に流れてゆきます。点眼薬だけで十分な治療効果が得られない場合に涙点プラグの治療を行います。涙点から排出されてしまう涙液、点眼液を有効利用するために涙点を塞いでしまう治療です。

方法は点眼麻酔をした上で、涙点の大きさを測定して、涙点の大きさにあったシリコーン製のプラグ(大きさは1mm程度)を挿入します。治療中は痛みを感じることはありませんし、治療後に異物感を感じることもほとんどありません。術後に抜け落ちることもありますが、多くの方に、非常に効果的な治療です。

2006年4月「HEART こおりやま」掲載
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 アレルギー性結膜炎
スギ花粉の飛散予報を目にするようになってきました。目に生じる花粉症(アレルギー性結膜炎)の症状は眼の充血、めやに、かゆみ等が主だったものです。
治療は点眼薬の使用が主体です。症状の出る前(2週間程度)から抗アレルギー剤の点眼を開始することで、症状の軽減、症状がでる期間の短縮が可能となります。今年のスギ花粉の飛散量は、昨年に比べると随分少ないと言われていますが、毎年、花粉症に悩まされる方はそろそろ眼科を受診し、点眼を始めると良いでしょう。
原因となる花粉を回避するために、花粉の飛散の多い時には外出を控える、防護メガネをかけることも有効です。また、外出後には、人工涙液の点眼薬で花粉を洗い流すことも効果があります。
症状がある時に目をこすると、かゆみが余計に強くなったり、目が腫れてしまいますので、かゆくても目はこすらず、冷たいタオルで冷やすようにすると良いでしょう。
2006年2月「民報 タイム」掲載
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 花粉症
目に生じる花粉症(アレルギー性結膜炎)の症状は眼の充血、めやに、かゆみ等が主だったものです。
治療は点眼薬が主体で、抗アレルギー剤、抗炎症剤の点眼を行います。抗アレルギー剤の点眼薬だけでは、すぐに効果が出ないこともあります。症状の出る前(2週間程度)から点眼を開始することで、症状を軽減できることが報告されています。ご自身の症状が出始める時期をチェックしておき、その前に眼科を受診し点眼を開始すると良いでしょう。また、原因となる花粉を目からシャットアウトするために、防護メガネをかけることも有効ですし、外出後には、人工涙液のような点眼薬で眼球の表面を洗い流すことも効果があります。
眼のかゆみがある時に眼を強くこすると、結膜浮腫(“しろめ”の表面からゼリー状のものがはみ出てくるように見える)が生じることがあります。さらにかゆみが強くなったり、眼瞼がただれてしまうこともありますので、かゆくても目はこすらず、冷たいタオルで冷やすようにすると良いでしょう。
2006年2月「HEART こおりやま」掲載
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 Q&A「視神経乳頭陥凹」

Q: 検診で(緑内障性)視神経乳頭陥凹と言われました。

A:眼で見た情報は、直径1.5mm程度の視神経を通って脳に伝達され、私たちは物を見たことを認識します。眼底検査をした時に見ることのできる、この視神経と眼球の接続部を視神経乳頭と言います。正常の視神経乳頭は、ほぼ平坦〜軽度のくぼみがある状態ですが、このくぼみが大きいもの、くぼみの形に異常があるものを緑内障性視神経乳頭陥凹と言います。

眼圧が高い、視神経乳頭の循環に異常がある、視神経乳頭が脆弱にできていることなどが、陥凹の原因と言われています。名前の通り、緑内障の疑いがありますので、眼科を受診して、視力検査、細隙灯顕微鏡検査、眼圧検査、眼底検査、視野検査、隅角検査などを行い、緑内障であるかどうか、また、どのような種類の緑内障であるか診断を受けて下さい。

2006年1月「HEART こおりやま」掲載
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 Q&A「後発白内障」

Q: 2年前に白内障の手術を受けました。手術後しばらくは良く見えていたのですが、現在は、かすんで、手術を受ける前くらいの見え方に戻ってしまいました。

A:白内障手術後は視力が良好で、徐々に視力が下がってきたのであれば、「後発白内障」が最も考えやすいと思います。

白内障は水晶体が濁ってくるために視力が低下する疾患です。水晶体は水晶体嚢という袋に包まれており、一般的な白内障手術は水晶体嚢の中の濁りだけを取り除いて、残った水晶体嚢に眼内レンズをはめ込む方法で行います。水晶体嚢は時間が経つと濁ってくる場合があり(この濁りが後発白内障です)、後発白内障が生じると手術前と同じように「かすみ」「視力低下」が起こります。治療はレーザーを用いて、痛みも無く、短時間で行うことができます。しかし、眼底の腫れ、眼底出血や、眼内の炎症など、他の病気で視力低下を起こしている可能性もありますので、眼科を受診して視力低下の原因の診断を受けて下さい。

2005年10月「HEART こおりやま」掲載
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 Q&A「緑内障と風邪薬」

Q: 緑内障と診断されています。風邪薬に緑内障には禁忌と書いてありました。飲むことはできないのでしょうか?

A:緑内障の種類によっては服用することができないことがあります。

緑内障は隅角(房水という眼球を満たしている水分の出口)の形状によって、開放隅角緑内障と、狭隅角緑内障に分類されます。風邪薬、精神安定剤や睡眠薬には瞳孔を大きくする作用を持つものがあります。狭隅角緑内障では瞳孔が大きくなると隅角が塞がり、房水が眼球の外に流れ出なくなることがあります。急激に眼圧が上昇する「緑内障発作」と言い眼に悪影響が出ます。開放隅角緑内障であればこの様な問題はありません。狭隅角緑内障でもレーザーで房水の流出路を確保する治療を受けている方、瞳孔を小さくする点眼薬を使用している方の服薬は可能です。眼科の主治医にどのタイプの緑内障であるか尋ねてから服用するようにして下さい。

2005年7月「HEART こおりやま」掲載
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 流行性角結膜炎

 アデノウィルスの感染による結膜炎で、人にうつりやすいため「はやり目」と呼ばれています。主な症状は目の充血、めやに、なみだ、異物感です。めやには大量で、まぶたが開かないほどのこともあり、耳前リンパ節の腫れや痛みを伴うこともあります。炎症が強い場合には角膜に傷が付くこともあり痛みが非常に強くなります。症状は発病から1週間程度が最もひどく、その後だんだんと改善して2〜3週間で治ります。
すぐに効く特効薬がありませんので、治療は対症療法を行います。炎症を抑えるために抗炎症剤、混合感染を予防するために抗菌剤/抗生物質の点眼を行います。
先述したように感染力が非常に強いため、流行性角結膜炎と診断されたら、学校、仕事は休み、自宅療養をする必要があります。また、家庭内でも手指の消毒、タオルや洗面器の区別などを行い、感染しないように注意することが大切です。

2005年6月「民報 タイム」掲載
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 結膜下出血

 突然、「しろめ」がべったりと赤くなるものです。
「しろめ」(強膜)の表面を覆っている粘膜(結膜)の血管から出血が生じて、血液が結膜の下に貯まるために起こります。結膜は、ほぼ透明なので血液が透けて見えるので赤く見えます。ちょうど皮下出血で青あざができるのと同じことです。結膜下出血が起きても多少の違和感がある程度で、視力低下、痛み、めやに等の症状は無く、鏡で自分の顔を見た時や、他の人から目が赤いことを指摘されて初めて気がつくことが多いようです。 結膜は些細な衝撃でも出血しやすいので目をこすった時や咳こんだだけでも起こることがあります。放っておけば、2〜3週間程度で自然に吸収されてしまいます。
結膜下出血が生じても血液が眼球の中に入ってゆくことはありませんし、ほとんどの場合、この後に眼底出血が起こることもありませんので心配する必要はありません。

2005年2月「民報 タイム」掲載
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 変視症 (物が歪んで見えたら)

 私たちは眼底の黄斑部と言う網膜の中心部にピントを合わせて物を見ています。黄斑部には光や色を感じ取る神経細胞が沢山あり、網膜の中で一番大切な場所です。ここに出血、むくみが生じた時に物が歪んだり暗くなったり色が違って見えるといった症状がでます。

 このような症状を引き起こす疾患をいくつか紹介します。出血、むくみを起こしやすい血管が出来る加齢黄斑変性症、表面に薄い膜が張り網膜にしわが出来る黄斑前線維症、血管の壁から血液の成分が漏れ出し、むくみを生じる中心性漿液性網脈絡膜症、黄斑部に穴があいてしまう黄斑円孔などです。

 いずれも眼底検査、中心部の視野検査、蛍光眼底撮影などを行い診断します。早期発見、早期治療が大切ですので、症状が出たら眼科を受診して下さい。家の中で格子状のもの(障子の桟など)を片目ずつ見てみると症状があるかどうか解りやすいでしょう。

2004年10月「民報 タイム」掲載
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 糖尿病と眼の検診
Q: 糖尿病があり目の検査をするように言われ眼科を受診し、網膜症は無いと診断されました。視力は悪くないので、定期検査はしなくても大丈夫でしょうか?

A: 「必ず定期検査を受けて下さい」
血糖の高い状態が続くと全身の小さな血管が障害され多くの合併症が引き起こされます。糖尿病網膜症、糖尿病神経症、糖尿病腎症が3大合併症と言われています。
糖尿病網膜症は進行具合によって、(1)単純網膜症、(2)前増殖網膜症、(3)増殖網膜症、の3段階に分類されます。糖尿病網膜症で注意しなければならないのは、末期の増殖網膜症に至るまで、ほとんど自覚症状が出ないことです。
単純網膜症(1)の段階では血糖コントロールをきちんと行うことで進行を食い止めることが出来ます。前増殖網膜症(2)の段階になると光凝固による治療を行う必要性が生じてきます。定期的に眼底検査を行い適切なタイミングで光凝固を行えば、多くの場合(80%以上)で増殖網膜症への悪化を阻止することが可能です。自覚症状が出てくる増殖網膜症(3)に進展してしまうと光凝固の効果が極端に低下しますし、さらには複雑な硝子体手術を受ける必要性も出てきます。
糖尿病網膜症は放置していると、前増殖網膜症の段階を過ぎる頃から、血糖の状態が良くても悪化します。現在は手術の技術が進歩していますが治療が遅れたために多くの方が失明に近い状態になっています。そうならないように、糖尿病と診断されたら必ず定期検査を受けて下さい。

2004年9月「HEART こおりやま 9月号」掲載
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 眼底出血
 眼球の一番奥に存在する網膜(カメラに例えるとフィルムに相当します)に出血が起きると、場所によっては視力が低下したり、視野の一部分が見づらくなるという症状が出ます。網膜は人間の身体で血管を直接観察できる唯一の場所で、網膜には全身の病気の影響が現れます。網膜の血管自体に原因があって出血を起こす場合もありますが、多くの場合は高血圧、動脈硬化、糖尿病など全身の病気が原因のものです。網膜の血管を直接観察することで全身の血管の状態を推測できますので、高血圧、糖尿病がある方はもちろん、症状が無くても一度は眼底検査を受けられることをおすすめします。眼底検査は、点眼薬で瞳孔を大きくし瞳孔から光を入れて網膜を隅々まで詳しく調べます。しばらくは眩しさが残りますので時間に余裕を持って眼科を受診して下さい。
2004年4月「郡山 ザ・ウィークリー」掲載
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 近視・遠視
 物を見るには目に入ってきた光が角膜、水晶体で屈折され網膜に像を結びます。像が結ばれる位置がちょうど網膜上にあれば正視といい、手前であれば近視、後方であれば遠視と言います。近視では近くは見えるけれど遠くがよく見えない、遠視では遠くも近くもよく見えない状態になります。近視であれば黒板がよく見えない、目を細めて物を見ると言った症状が現れ、遠視ではいつも調節力(水晶体を厚くして焦点を合わせること)を使って物を見ているため目が疲れやすくなり、頭痛を訴えたりすることもあります。また、子供の時に強い遠視がある場合は物を見る能力の成長が妨げられ、大きくなってからも十分な視力が得られない場合があります。検診で視力異常を指摘された場合は眼科を受診して、眼鏡が必要な状態か、近視・遠視以外の病気による視力低下かどうか診断を受けるようにして下さい。
2004年5月「民報 タイム」掲載
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 緑内障
 眼球は視神経という太い神経で脳とつながっています。この神経が眼の中の網膜に映った情報を脳に伝え、見たことを認識します。緑内障は視神経の眼球からの出口部分が眼圧(眼の硬さ)の上昇等で傷付き、視野(見ることのできる範囲)が狭くなったり、見えない点が出現する病気です。治療しないまま放置すると失明することまであります。

 最近の調査で40歳以上の5.8%(17人に1人)が緑内障患者であることが判りました。緑内障は眼圧が高くなり発症すると考えられていましたが、眼圧が正常範囲内(10〜21mmHg)に収まっていても緑内障の症状を呈する正常眼圧緑内障の頻度が高いことも判りました。

 緑内障治療は点眼薬等で病気の進行を食い止めることであり、できるだけ早く治療を始めることが重要です。眼圧を下げるだけでなく神経を保護する働きのある点眼薬が開発されてきており、点眼薬で進行を抑えられる割合が増えてきています。点眼薬で進行を食い止められない場合はレーザー治療や手術を行うことになります。

 緑内障には急激に発病するタイプと徐々に進行するタイプがあります。特に、ゆっくりと進行するものは初期に自覚症状を伴わないので発見が遅れがちです。神経は一度障害されると元には戻せない組織なので、早期発見、早期治療が非常に大切と言えます。日本では現在治療中の3〜4倍近くの患者さんが未発見、未治療とも言われています。緑内障は眼圧検査、眼底検査、視野検査などで診断することができますので40歳を過ぎたら年に一回は眼科で検診を受けるようにしましょう。
「街こおりやま」掲載
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 ドライアイ
 眼が疲れる、重い、すっきりしない、といった症状をお持ちの方はドライアイかもしれません。ドライアイは名前から「眼が乾燥する」といった症状が連想されがちですがこれらの症状以外に、かすむ、眩しい、熱感がある、といった症状が出ることもあります。

 ドライアイは涙の分泌量が減っている場合や、眼表面での涙の蒸発量が多いことによって生じます。治療は人工涙液の点眼が主体となりますが、涙点プラグによる治療もあります。後者は僅かに出ている涙液を貯留させることにより眼表面の状態を改善させるものです。

 冬場は空気が乾燥しています。加湿器の使用、風が顔に当たり眼が乾燥しないようにする。読書の時やパソコンを使用している時に意識してまばたきをする。また、暖かいタオルを眼瞼の上に載せるといったことでも症状が改善することがあります。

 もちろん、ドライアイ以外の場合もありますから、症状があれば眼科を受診して下さい。
2004年1月「福島民報新聞」掲載
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 飛蚊症
 小さな点や、淡い影のようなものが眼を動かすたびに、目の前にふわふわと動いて見える症状を飛蚊症といいます。特に、読書をしている時や、白っぽい壁、空などを見ている時などにはっきりと見えます。

 瞳の奥には、ほぼ透明なゼリー状の硝子体という組織があります。飛蚊症はこの硝子体の老化現象によって起こるものがほとんどです。これは後部硝子体剥離と言って硝子体の一部が溶けて収縮することをきっかけに濁りが出てくるものです。濁りの影が網膜に映るために飛蚊症の症状が出ます。この場合には生理的飛蚊症と言って治療の必要はありません。

 しかし、飛蚊症の中には網膜裂孔、網膜剥離、硝子体出血、ぶどう膜炎など治療が必要な疾患が原因となる場合もあります。症状が出た時はもちろんですが、飛蚊症の悪化がある時にも早めに眼科で診察を受けるようにしましょう。
2003年9月「福島民報新聞」掲載
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